蘚苔類研究投稿規定

蘚苔類研究投稿規定(平成22年8月18日改定)

1.投稿者は本会会員であること.ただし編集委員会が寄稿を依頼した場合はこの限りではない.

2.原稿は,和文または英文に限る.原稿の種類は,コケ植物に関する(a)論文,総説,短報,資料,(b)文献紹介,(c)掲示板の記事,(d)その他とする.(a)の原稿は,複数の審査員により審査される.

論文:オリジナルな内容を有する研究論文で,これまでその内容の主要な部分が未発表のもの.

総説:あるテーマのもとに,研究論文,学説,研究法,研究史などを総括し,解説するもの.

短報:内容が論文にまでいたらないもの,研究の予報,中間報告など大きな研究の一部となるもの,速報的な内容をもつものなどで,未発表のもの.

資料:上記以外のもので,とくに記載や記録に主眼がおかれたもの.

3.(a)の原稿の構成は原則として以下の順序とする.

和文原稿:表題(和文),著者名(和文),著者連絡先(和文),著者名(英文),表題(英文),著者連絡先(英文),要旨(英文),キーワード(英文),本文(和文),引用文献

英文原稿:表題(英文),著者名(英文),著者連絡先(英文),要旨(英文),著者名(和文),表題(和文),著者連絡先(和文),要旨(和文),キーワード(英文),本文(英文),引用文献

なお,短報と資料については,原稿の構成はこの限りではない.

4.原稿は横書きとし,A4版400字づめ原稿用紙を使用すること.ただし,ワードプロセッサーを使用する場合は,A4版用紙を縦長に用い,全周囲に3 cm程の余白をとる.英文の場合は,ダブルスペースとし,全周囲に3 cm程の余白をとる.

5.和文中の学名はローマン体,英文中ではイタリック体とする.和名は片仮名書とする.句点,読点はそれぞれ(.)および(,)を使用する.ワードプロセッサーを使用する場合は,学名,欧文用語,数字は,半角文字で記すこと.その他,原稿作成上の詳細は,最近号を参照のこと.

6.原稿の長さは図,表を含め,原則として刷り上り6ページ以内(1ページは400字づめ原稿用紙で4枚程度)とする.これを超過するものについては,分割して掲載することがある.

7.本文中での文献の引用は,著者名と年号(必要に応じてカッコに入れる)を明記する.引用文献は,本文中に引用したものだけを,著者名のABC順に,本文末尾に次の形式で一括掲載する.同一著者の文献は,年号順にし,著者名はダッシュで省略しない.複数著者による文献で,第一著者が同一の場合は,第二著者のABC順にする.同一著者でかつ同一年号の場合は,年号にa, bを付けて区別する.

a. 雑誌:著者名(発行年).表題.掲載雑誌名 巻:ページ.

(例)服部新佐 (1956). “こけ”と言う言葉.蘚苔地衣雑報 1: 4-5.

Horikawa, Y. (1955). Contributions to the bryological flora of Eastern Asia, 1. J. Jpn. Bot. 11: 410-419.

b. 単行本:著者名(発行年).表題.ページ数.発行所,発行地.

(例)野口 彰 (1976). 日本産蘚類概説.Vii + 306 pp. 図鑑の北隆館,東京.

Scott, G. A. M. & I. G. Stone (1976). The Mosses of Southern Australia. Xv + 306 pp. Academic Press, London.

c. 分担執筆:著者名(発行年).表題.編集者,書名:ページ.発行所,発行地.

(例)天野鉄夫・岩月善之助 (1981). 石垣島の蘚類.沖縄県自然環境保全地域指定候補地学術調査報告書: 17-24. 沖縄県,那覇.

Takaki, N. (1988). Some noteworthy mosses of the Kathmandu Valley. In M. Watanabe & S. B. Malla (eds.), Cryptogams of the Himalayas, vol. 1 The Kathmandu Valley: 161-170. National Science Museum, Tsukuba.

8.線画,グラフ,写真はすべて図として扱う.図中の文字や記号は,レタリングなどを使用し,原則としてそのままで製版できる状態に作成すること.図は刷り上がり(片段に収める場合は横幅を7.2 cm,ページ幅の場合は15 cm)の1.5~2.0倍の大きさに作成し,図の周囲に十分な余白を取る.線画は黒インクでケント紙,トレーシング用紙などに書き入れたものに限る.図には通し番号(図1,Fig. 1など)を付ける.線画や写真でスケールを示す必要がある場合は,図中に実長を示すスケールを入れる.表の作成は,図に準じる.図表の説明は,図表と別にし,本文末尾に別ページにして付けること.

9.校正は原則として初校のみ著者が行い,再校以降は編集幹事の責任において行う.初校校正のときに,内容の変更や追加をすることは原則として認めない.

10.原稿の送り先は編集幹事宛とする.原稿の採否,修正,掲載する順序や体裁は編集委員会に一任のこと.

11.別刷はすべて有料とする.

12.本誌掲載記事の著作権は本会に帰属します.

13.この規定の変更は幹事会の承認を得て行う.