日本の貴重なコケの森

No. 6

6)東京大学千葉演習林(2007年8月4日認定)

所在地: 千葉県鴨川市および君津市

範囲: 東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林千葉演習林における荒樫沢及び猪の川林道沿いの天然林

所有・管理者: 東京大学,大学院農学生命科学研究科附属演習林千葉演習林 天津事務所

認定理由:清澄山は,キヨスミイトゴケの名前の由来となった場所であり,南方系要素のコケが数多く生育し,分布の北限または,北限近くとしていている種が数多く報告されている.北方系要素の種も生育し,関東平野の北部から不連続に孤立して分布している種もある.また,環境省選定あるいは千葉県選定の絶滅危惧種が多く生育している.特に当渓谷沿いの天然林は当演習林から報告された蘚苔類が多数生育し,蘚苔類が景観の主体となっている.